top middle bottom

フレイルの原因と判断基準

NEW POST そもそも「健康寿命」とは?

原因と判断基準

なぜフレイルになってしまうの?

サルコペニアが関係している

フレイルになる要因は様々ですが、主なものとして挙げられるのは身体機能の低下です。特に、サルコペニアが深く関係しています。サルコペニアとは、筋肉量が減少して筋力が低下する状態のことで、高齢者にとっては身体機能障害や転倒などのリスクが高まってしまいます。サルコペニアとフレイルは密接に関係しているため、適切なケアを実施していかなければなりませんよ。

フレイルの主な原因

加齢による身体機能の低下がフレイルを招きます。年齢を重ねると運動機能や筋力が衰え、それに伴い日常生活における様々な活動に影響が出てしまうんですね。それと同時に、栄養不足もフレイルに深く関係しています。サルコペニアの場合、フレイルの進行はさらに加速していきますよ。健康な高齢者であっても、栄養バランスの偏りによって体力や病気のリスクが一気に高まってしまうんです。運動不足もフレイルを招く原因の1つですね。定期的な身体活動を行わないでいると、著しく身体機能や筋力が衰えていきます。その結果、日常生活における自立度も低下してしまうんですね。適切な運動を日常生活に取り入れることで筋力が保たれ、自立した生活を維持することができます。
身体的要因だけでなく、心理的要因も関係します。特に注意が必要なのは、ストレスや睡眠不足です。不安感やうつ病などの心理的な問題が生じると、免疫力の低下につながる恐れがあります。睡眠不足も体力や免疫力の低下を招きますよ。疾患や怪我によって日常生活に制限が生まれ、それによってフレイルが進行していきます。例えば、関節の痛みによって動きに制限があるとします。そうなれば運動をすることが難しくなり、結果的に筋力の低下につながってしまうんですね。

フレイルの判断基準は?

医療機関におけるフレイルの判断基準はどうなっているのでしょうか?「体力減少」「筋力低下」「疲労感」「歩行速度」「身体活動」の5つの項目のうち、3つ以上が基準値を下回った場合はフレイルと判断されます。詳細な内容については、体力減少は「6ヶ月で2kg以上の意図しない体重減少」、筋力低下は「握力が男性28kg以下、女性18kg以下」、疲労感は「ここ2週間、理由もなく疲れたような感じがする」、歩行速度は「通常歩行速度1.0m/秒以下」、身体活動は「軽い運動・体操や定期的な運動を週1回もしていない」となっています。これらはフレイルの状態を判断する際の重要な基準となりますが、適切なケアを実施するためには社会環境の変化や身体的な制約など、さらに深い原因を探っていく必要がありますよ。

今こそ読みたい!注目の情報はコレ!

今注目の介護予防資格

今注目の介護予防資格

フレイル予防に携わりたい介護職におすすめの資格として、「サルコペニア・フレイル指導士」「介護予防運動指導員」「介護予防指導士」「介護予防運動トレーナー」を紹介します。ぜひ取得を目指してくださいね。